診療科・部門のご案内

放射線技術課

ごあいさつ

放射線技術課
主任 上條 弘之

現代の医療において、一般撮影(レントゲン)やCT・MRI・血管造影等による画像診断の役割は大きく、必要不可欠なものとなっています。私たち、診療放射線技師は最先端の医療機器を用い、質の高い画像診断情報の提供、また救急患者さんの迅速な検査実施、結果の提供ができるよう日々研鑽を重ねております。

スタッフが自らの能力を最大限に発揮し、医療の向上に貢献し、患者さんをはじめとする地域の方々にも信頼される診療放射線技師を目指しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

高度医療機器導入による医療の提供

2021年度 3台のMRI装置の更新及びバージョンアップ

新たな機能としてAIR Recon DL(デイープラーニング)というノイズ低減技術が搭載され、高画質且つ検査時間を短縮させる技術が搭載されています。また、従来より開口部が広い70cmワイドボアとなっており、狭いところが苦手な方にも圧迫感の少ない検査環境となっています。

2022年4月 新しい64列マルチスライスCT

新たな機能として金属アーチファクトを低減するソフトが搭載され、また、Organ Dose Modulation(ODM)やデイープラーニングを用いたTrue Fidelity Image(DLIR)という、高画質かつ被ばく低減技術が搭載されています。

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当院で行う検査

一般撮影

一般撮影とは、いわゆるレントゲン撮影のことです。X線を用いて体の中の様子を調べることができます。詳しく検査するために、立った状態や、撮影台に寝た状態で撮影することや、同じ部位を多方向から数回撮影することもあります。また、胸部や腹部の検査では息を吸ったり吐いたりして撮影を行うことがあります。

検査の注意点

撮影する範囲の中に洋服のボタン、アクセサリーなどがある場合には画像に影響を与える可能性があるため、外していただいたり、検査着に着替えていただくことがあります。その際には、検査前に技師が説明いたします。また、X線を使用するため、妊娠されている可能性がある方は、検査前に医師又は技師にご相談ください。

CT(コンピュータ断層撮影)

CT検査は、身体にX線を照射し、身体の内部を画像化する検査です。装置の進歩により「より速く」・「より細かく」・「より広範囲」な検査ができます。検査時は、CT装置寝台に仰向けになり、円筒状の穴の中に移動させることで撮影します。レントゲン撮影は体の厚みに関わらず2次元的に画像を作成するのに対し、CTでは3次元的にデータを収集し画像を作成することができます。これにより輪切り画像だけではなく、いろいろな角度の断面画像を描出できるようになり、3D画像表示も可能となっています。また、造影剤を使用することで血流情報が得られ、血管の情報や小さい病変も明瞭に描出され、より正確な診断が可能となります。
検査を指示する医師やそれを実施する診療放射線技師もそれらを十分に考慮して検査を行っていますので、安心して検査を受けていただけます。

検査の注意点

撮影する範囲の中に洋服のボタン、アクセサリーなどがある場合には画像に影響を与える可能性があるため、外していただいたり、検査着に着替えていただくことがあります。その際には、検査前に技師が説明いたします。また、X線を使用するため、妊娠されている可能性がある方は、検査前に医師又は技師にご相談ください。

MRI(核磁気共鳴画像)

MRI検査は、強い磁場を有する筒状のトンネル内に入り、磁力と電波を使用し体内の様子を画像化する検査です。MRI検査の特徴としては、放射線被ばくがないこと、造影剤を使用せずに血管像が得られること、低侵襲(人体への負担が低い)であること、検査時間が20~40分と長いことが挙げられます。また、身体の動きに弱い検査となりますので、検査中は動かないようにしていただきます。その他の特徴として狭いトンネルの中で検査を行うこと、装置から大きな音がすること、金属を検査室の中へ持ち込むことができないことが挙げられます。

検査の注意点

以下に該当する方は、検査を受けられない場合があります

  • 閉所恐怖症の方(軽度の場合はアイマスクなどを着用し、検査ができる場合があります)
  • 体内式ペースメーカーを埋め込んでいる方
  • 手術などで体内に金属が入っている方(金属種類・部位・手術時期によって検査が可能)
  • 撮影中に安静が維持できない方

血管造影

血管撮影検査とは、脚のつけねや腕の血管よりカテーテルと呼ばれる細い管を挿入して、カテーテルから造影剤を注入しX線を用いて血管を描出する検査です。これにより目的とする血管の走行や血流状態を評価することができます。評価結果により、つまった血管や細くなった血管があれば広げたり、出血した血管があれば止血したり、がんを養っている血管があればつめたりする、IVRという治療を行います。

受付時間

午前:月~土曜日  8:30~11:30

午後:月~金曜日13:00~16:00

休診日
土曜午後、日曜、祝日、お盆、
年末年始
面会時間
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