脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで脳に血液が届かなくなり、脳が障害を受ける病気です。脳卒中を発症すると、障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては死に至ることもあります。
脳卒中は大きく以下の3つのタイプに分類されます。
①脳の血管が詰まる「脳梗塞」
②脳の血管が破れる「脳出血」
③脳の血管にできたコブ(動脈瘤)が破裂する「くも膜下出血」
脳卒中は、「急に意識を失って倒れる」といった重い症状で発症するものばかりではありません。「何となくおかしい」という違和感から始まることもあるため、よくある症状を知っておくことが大切です。脳卒中が疑われる症状として、次のようなものがあります。
症状はさまざまですが、突然生じるというのが脳卒中の症状に共通する特徴です。
脳卒中が疑われる症状が現れたら、一刻も早く専門病院を受診することが重要です。躊躇せず救急車を呼びましょう!発症後の対応が早いほど、命が助かる可能性、後遺症が軽くなる可能性が高まります。
米国脳卒中協会では、脳卒中を疑う人に対して、3つのテストをすることを推奨しています。その頭文字を取ってFASTと読んでいます。「様子がおかしい」と感じたら、顔・腕・言葉を確かめ、1つでも当てはまれば脳卒中を疑い、すぐに専門病院を受診しましょう。
一之瀬脳神経外科病院 脳神経外科 小林 辰也
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