社会福祉士 |
7年目(当院3年目) Oさん |
入院から退院、退院後のアフターケア体制が整っている病院だと感じました。外来から急性期病棟への入院、脳卒中の後遺症により長期のリハビリが必要な患者さんへは回復期リハビリテーション病棟でのリハビリ、退院後は介護保険を利用した訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリの各事業所が同法人内にあります。患者さんの生活を取り巻く一員として、地域の方々の生活に寄り添うことができるのではないかと考え、入職を希望しました。
医師、看護師、リハビリセラピスト、薬剤師、栄養士、事務、介護部門など様々な職種と関わる機会が多くあります。退院に向けての定期的なカンファレンスや、日々のやりとりで認識や課題を共有し、連携が取りやすい環境です。MSWは私を含め3名在籍していますが、困難ケースなどフォローし合っています。
病院全体として「おうちへ帰ろう」というモットーのもと、医師、看護師、リハビリをはじめとする多職種が協働し、患者さんが住み慣れた家に帰るための支援を模索しています。MSWの仕事は1人ではできず、患者さんが家に帰るための情報を集め、共有するチームワークが必要になるため、病院として同じ目標に向かって取り組んでいる実感を持つことができます。また、地域に根ざした病院なので、入院から退院まで1人ひとり丁寧に関わることができます。
患者さんの状況・想いはそれぞれなので、相手の立場に立って考える事を心がけています。病気になったことで患者さんやご家族がどのようなことに困っているのか、どのようなご希望があるのか、お話をよく聞き取ります。また患者さんの今後の状態を想定して、どのような方法で解決に向けてお手伝いできるのか、一緒に考えることを大切にしています。
MSWの仕事は、患者さんやご家族の困りごとの解決や、社会復帰のお手伝いができた時にやりがいを感じます。直接感謝の言葉をいただくこともあり、お役に立つことができたと実感します。また、仕事内容の幅が広いので、多岐にわたる業務に携わることができ、脳卒中に関する知識はもちろん、医療や社会的制度、サービスなど様々な知識やスキルを習得することができます。社会的に困難な課題のあるケースもありますが、様々なケースに対応した経験が今後の大きな財産になるのではないかと思います。
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