救急医療

高度かつ良質な
救急医療体制

患者と医者の写真

脳外科 = 救急疾患

脳には他の臓器と比べて異なる特徴がいくつかあります。1つは、脳が酸素を大量に消費する臓器であるということです。脳は重さでは体重の1-2%しかありませんが、全身が必要とする酸素の20%以上を消費しています。そのため、脳梗塞などで血管が詰まり脳への血流が途絶えるとすぐにダメージを受けてしまいます。心肺停止の際にすぐ心臓マッサージや人工呼吸を開始しなければいけないのは、脳に酸素を送り、脳を守るためなのです。
2つ目は、脳は再生しないということです。皮膚に傷ができればふさがります。しかし、脳は壊れてしまうと壊れたままで元には戻りません。できるだけ壊さないようにしなければなりません。その他にも脳の特徴はありますが、この2つが急な治療を要する理由であり、脳外科の治療とは少しでも脳の破壊の進行を食い止めることなのです。
脳外科での治療の対象となる疾患は脳卒中と頭部外傷が大半を占めます。脳卒中治療も外傷治療も、傷ついていない脳を守ること、壊れかけている脳を助けることに全力を尽くします。脳外科では発症から治療開始までの時間が勝負の分かれ目です。病気は待ってくれません。

24時間365日 断らない救急医療

当院では24時間365日、いつでも脳疾患の治療にあたることができるように体制を整えています。松本広域圏の外科系当番病院も担当させて頂いていますが、当番日以外にも脳卒中を疑う患者様や頭部外傷の患者様は随時受け入れております。

受け入れから診断、治療開始までも迅速に

脳外科疾患は時間との勝負である以上、ありとあらゆる時間の短縮が望まれます。来院されてから治療を開始するまでの時間短縮も非常に重要です。全ての職員がこのことを念頭に置き対応しています。当院は小規模な病院ではありますが、逆に小規模であるからこそ職員、部署間の連携を速やかに行い、迅速に治療を開始することができます。

最新式 3台のM R Iを稼働

病院の規模に反してMRIを3台設置しております。CTでは発症早期の脳卒中の診断、治療方針の決定が困難な場合が多々あります。救急患者様の要請があった場合には、3台のMRIのうち、1台を救急用に待機させ、受入後すぐに検査することにより、迅速な診断・治療へと結びつけています。

脳外科専用の手術室、血管撮影室

当院は脳神経外科病院です。当たり前のことではありますが、手術室も血管撮影室も脳外科専用で す。他の診療科が手術室や血管撮影室を使用していて使えないという状況はありません。緊急の血管内治療や手術が必要な場合には、医師や看護師だけでなく全てのスタッフ、設備が24時間対応できる体制を整えています。

受付時間

午前:月~土曜日  8:30~11:30

午後:月~金曜日13:00~16:00

休診日
土曜午後、日曜、祝日、お盆、
年末年始
面会時間
現在面会を禁止しております